頭痛治療、20代男性、40代女性の場合。

2016年7月23日 一般治療
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
 
今日は、頭痛にお悩みの方お二人を続けて紹介します。
 
お一人目、40代女性の方です。
以前にも当院で太もも裏(ハムストリングス)の肉離れで
治療をしていたことがあるのですが、
今回は頭痛がひどいということで来院されました。
 
整形外科での検査の結果、
特に異常無しということで、当院に来院されました。
 
こういう場合は、筋筋膜性の頭痛か、自律神経性の頭痛をまず疑うのですが、
この方は、典型的な筋筋膜性の頭痛でした。
数か月前に尾骨骨折をしたせいで、
尾骨が直接当たるような座り方が出来ずに、
正座を崩したような横座りになっており、
背骨や骨盤が大幅に歪んでいるような状況でした。
 
当然肩周りや首周りに緊張が強く見られ、
極度の肩こり状態となっていました。
 
仰向けになってもらい、
体の状況をしていきました。
首、肩は触れば痛い状況、鎖骨下・大胸筋部付近にも強い圧痛がありました。
顎関節には得意に異常はありませんでしたが、
腕の動きや前腕部の張りが強く感じられました。
これは猫背がひどくなっている方に顕著に見られる現象です。
 
脚の方にも圧痛が軽度ながらチェック箇所すべてに診られました。
いかに体が歪んでいるか、というのが、これでご自分の体感でもはっきりわかりました。
 
いつものように調整すること5,6分。
調整後はすべての圧痛がクリアになりました。
最初が10の大きさだとすると、3、4程度まで痛みが減りました。
痛みがゼロになることは基本的に無いものと考えますので、
これで、首・背骨・骨盤が調整されたことになります。
 
起きてもらって、頭痛の確認をしたもらったところ、
だいぶ痛みが減ったのがわかったようです。
 
ただしここからが大事。
今は良くても、本当の意味での改善には、やはり一定期間と
一定回数が必要になるのです。
この方の場合も、
3か月12回という治療計画をお伝えしました。
途中1か月半時点で5回目で、治療をそのまま継続するかどうか、
症状の改善具合がどうか、治療は適切かどうかを検討することを伝えました。
 
本気で治したいなら、やはり続けてくるべきですが、
あとは患者さん自身がどこまで自分の体と真剣に向き合えるか、です。
私はいつでも本気です。
 
もう一人、
20代男性の方の例ですが、
やはり頭痛がひどく、半年前にはMRI検査も受けたほどでした。
異常はないものの、薬を飲んでも一向に良くなる気配がなく、
インターネットで当院をお知りになっての来院でした。
 
仰向けの首の指標と、うつ伏せの指標が極端に見られました。
調整後は、指標は「少し楽になりました」程度でしたが、
起きてもらって頭痛の確認をしたところ、
最初の痛みを10だとしたら、今は2くらいです、とのお返事でした。
初回でここまでしっかり減れば、
かなり上出来です。
 
ですがここでいつもの大事な話をしました。
今日だけで治療が完結するわけではなく、
一定期間と一定回数をかけることによって、
いい状態は安定してくる、ということです。
その間は姿勢の徹底を頑張って頂きたいことをお伝えし、
次回の来院の予約を取って頂きました。
 
頭痛治療は、当院ではかなりの方が改善しております。
まずは一度ご相談下さい。