治療に対する心構え

2017年7月12日 一般治療

おはようございます。

米沢の加藤整体院併設接骨院です。

 

今日は症例の報告ではなく、

治療に対する考え方をお伝えしていきます。

 

まず、そもそも、良くなりたい、痛い状態から抜け出したい、ということで

当院を訪れて下さる方がほとんどではありますが、

治すのはなのか、考えたことはおありでしょうか?

それは私ではありません。

患者さん自身です。

最終的には、治すのは自分自身の自然治癒力なのです。

ここの考え方を根本的に間違うと、

患者さんは他力本願の思想から抜け出すことが出来ません。

他力本願である以上、原因は自分に無いと思ってしまうのです。

原因が、自分自身に無い場合ももちろんあります。

交通事故や理不尽な理由での第三者行為などの、完全な被害者の場合です。

多くの場合は、自分自身に問題があることが多いです。

体の使い方や、行動指針となる思想が、

如実に体に現れてくるのです。

例えて言えば、生き様が表情に出るようなものです。

つらいことも楽しいことも自分自身にしっかり刻みこんで

人生をかみしめて生きてきたご年配の方の笑顔が、

すごく魅力的に見えることでしょうか。

その人の考え方や生き様に、どこか問題点があるからこそ、

体に問題点が現れてくるということが非常に多く見受けられます。

・人の話を最後まで聞かない

・人の話を聞いても実践しない

・自分が正しいと思っている影響で、素直に話を聞けない

・自分の問題点に気づいていながら、何ら対策をしない

・問題点があることすら気づかない、気づけない

ということになります。

私も問題点の多い人間です。

人のことをどうこう言えるような、大層な人間ではないのですが、

それでも日々自分と向き合い、自分自身の考え方に間違いがないか、

自問自答している毎日です。

毎日それをしないと、方向性がぶれてしまっては

気づいたら手遅れになってしまう恐れがあります。

私は、沢山感謝するようにしております。

何でもいいのです。

いいことがあったら感謝し、面白くないことがあっても

感謝します。半ばこじつけに近い感謝もあります。

感謝すると、謙虚になれます。

良くないことが起きてもすぐに受け流し、プラスの力に変えられます。

逆に感謝の気持ちが無い人を想像して下さい。

店員に横柄な態度をとったり、

良くないことが起きれば誰かのせいにしたり、

身の回りにおきるマイナスのことは、全て自分以外のせいである、

という思考パターンの方が多いようです。

「でも」「だって」などを多用する方が多いですね。

これは、「当たり前」という感情から起こり得ることです。

「当たり前」という感情には、感謝の気持ちが入り込むすきがありません。

そうです。

当たり前という言葉は、感謝=ありがとうという言葉の対義語である、と

私は考えます。

当たり前という傲慢な考え方を、ありがとうという感謝の気持ちに置き換えて

生活するだけでも、人の体は変わってきます。

言葉や表情、しぐさ、行動が変わります。

結果的にすべてがプラスに働きます。

私に感謝して、というわけではありませんが、

身の回りのことにすべて感謝していくうちに、

少しずつ変化がでてくることでしょう。