ぎっくり腰で来院されたEさんは、

1週間でほぼ痛みが取れてきました。

無理しなければ、このまま経過観察程度でも十分かと思います。

ただ、ここが一つ症状が長引いてしまうかどうかの際で、

完治していない状態から、無理することにより、症状が悪化し、

炎症が強くなったり、鈍痛が取れにくくなったりして、

3か月以上かかることも出てきます。

風邪などの病み上がりで、いきなり無理する人は通常いませんよね。

ぎっくり腰も一緒です。病み上がりにいきなり無理すれば、

必ず負担が大きくなります。

ただでさえ痛めた筋肉は固くなりやすく、

マッサージやストレッチにより、関節にかかる負担を減らしていかないといけないのです。

自己判断は症状悪化を招きます。

本来ですと、自宅でも予防体操なども実施して頂きたいところではあります。

まずは専門家である私たちにお任せ下さい。

Eさんに限らず、最近、ぎっくり腰のひどい方が多いようです。

季節の変わり目で、身体的精神的ストレスにより、

筋肉が固くなりやすいと思われます。

疲労がたまったときは、早めに寝ることが一番です。

適度な運動と、ストレッチも有効です。

当院でのマッサージも、予防にとても有効です。

座りながらできるストレッチとして、脚を反対の太ももに

あぐらを掻くように乗せ、体を前に倒します。

それを両方行います。

中殿筋というおしりの筋肉が伸ばされ、

骨盤の左右の高さの調節に一役かってくれます。

動けなくなってからいらっしゃるよりは、

程度が軽いうちに来院していただければと思います。