頭痛治療、40代男性の場合。

2016年11月23日 一般治療

おはようございます。

米沢の加藤整体院(併設接骨院)です。

 

今日は、40代男性、昔からの肩こり・首痛・頭痛で

悩まされてきた方の症例経過報告です。

 

元々は、中学生の息子さんが膝の痛みで当院を受診していましたが、

息子さんの症状回復を身近に見てこられたというのもありまして、

さらには強く奥様にも勧められての来院となりました。

聞けば10代のころから今と同じ症状がでていたとのことで、

今までも何度か病院や治療院にはいかれていたそうですが、

特に検査では脳に異常があるわけでもなく、

治療院ではその場ではラクになるけども根本的に

何かが変わるわけでもなく、

現在に至ったということでした。

 

問診後は、早速体の状態をチェックさせてもらうことにしました。

仰向けから首、肩、鎖骨下、大胸筋部などをチェックすると、

痛みが全てにおいて確認されるというひどい状態でした。

特に首の右側(専門的に言えば第二頸椎)の状態が、

本当にひどい状態でした。

触れるだけで頭が持ち上がってしまうくらいの激痛でした。

第二頸椎以外でも、首は触る箇所すべてがそんな感じでした。

うつ伏せになってもらい、また第二頸椎と僧帽筋、

下腿三頭筋(ふくらはぎ)の圧痛を確認したところ、

やはりすべてが激痛でした。

 

いつものように背骨を調整すること約数分。

 

背骨の動きを的確にとらえることに集中します。

患者さんに治ってほしい、とか、

俺が必ず治す!、とか、

そういうのは雑念であり、驕りです。

私は、治療家でもありますが経営者でもありますので、

目に見えないものしか信じない、合理的主義者かつ現実主義者です。

しかし、それを差し引いても、

この世には、言葉では何とも説明がつかないことがあると思っています。

カイロプラクティックの治療哲学では、宇宙の英知とも

呼ばれることもあるようです。

それらの力が、勝手に患者さんを治療するだけ。

私はそのきっかけに過ぎない。

自分が治している、なんていうのは思い違い、

大変な傲慢、

勘違い治療家で、

謙虚な気持ちを忘れた治療家だと思います。

 

私はその数分の間にそんなことを考えながら、

瞑想に近い脳内環境で、治療に集中しています。

(治療中は話かけないで頂くようお願いしております。)

そんなこんなで背骨の調整を終え、

施術前と同じ個所をチェックしていくわけですが、

すべて良好な変化でした。

そして先日、4回目の治療が終わったのですが、

今までが10の痛みだとすると、3、4くらいで安定してきたとのことでした。

今後も、ゼロをめざしつつも、まずは1、2くらいでの安定を目標とし、

さらなる改善を目指します。