70代女性、肩の負傷からの静脈瘤改善の例。

2016年11月4日 一般治療

おはようございます。
米沢の加藤整体院併設接骨院です。

今日は、70代女性、肩の痛みの症例です。

来院時は、前日に自宅内で転倒し、肩をぶつけた、
とのことで来院されました。

さらに良く話を聞いたところ、
転倒する一週間前には、原因不明で突然肩が上がらなくなった、との
自覚症状があったようで、
そこにたまたま怪我が重なったようでした。

この年代の肩の負傷は、数日で治るようなものでは
ないのが特徴です。

炎症は、10日以内にはほぼ落ち着くのですが、
痛くなってから、自己流の手当てや
むやみな運動療法を行い、症状をこじらせる
場合があり、それが治りを遅くしてしまう原因と
なります。
私はそういう方に対していつも、
「あー、なんで痛めたらすぐに来ないんだろう、
まあ、すぐに治ると思ってたんだろうな」
と思います。

そして、治療を始めてからも、数日間または数回は
ガマンが必要です。
揉み返しが出たり、症状が落ち着くまで
多少日数はかかるのです。

以外に、この数日を我慢出来ない方が多いのです。
症状を正しく理解し、それに対しての
向き合い方も理解する必要があります。

正しく理解しない方は、
症状がこじれる場合があるので、
結局どこに行っても中々すぐには治らなくなります。

話を戻しますと、
この方は、ちゃんと全てを理解して下さり、
当院の治療ペースもきっちり守ってもらった
甲斐もあり、10日ほどで痛みは8割以上無くなりました。
今は多少の可動制限はありますが、これは
自然なことです。
1か月から2か月かかることはお伝えしてあります。
そして遅くとも3か月以内には完治というように
なります。

数日で、感覚的にほとんど痛みがなくなって
喜んでもらえたわけですが、
もう一つ改善した症状があるそうです。
初検のときには話が出ませんでしたが、
前から下腿部に静脈瘤があり、
血管が浮き出た状態が長く続いていたそうなのです。
肩の症状が改善していくにつれ、
静脈瘤もかなり改善し、今では浮き上がりも
目立ちにくくなりました。

当院の背骨調整には、患部のみならず、
全身にいい作用をもたらす効果があるのです。

現在は、お孫さんの膝の炎症の治療を行っており、
2人で来院されることが多いですが、
引き続き治療計画を守り、より早く、
より確実に治るよう、
意識を持って頂けると嬉しいです。

予防に勝る治療はありません。
痛くないから、と慢心せずに、
健康に感謝して、定期的なメンテナンスを
しましょう!