ぎっくり腰・腰痛の方が急激に増えています。

2015年1月8日 一般治療

おはようございます。
米沢の加藤接骨院です。
IMG_0054
この冬は、12月から根雪になり、寒波が続く大雪の年になりそうです。
米沢地方の方ならみなさんすでにお分かりではありますが、
12月の根雪は珍しいほうで、
1、2月の雪に備えて心と体を整えておくのですが、
今年の冬は準備中のところにドバっと降ってきました。
準備中に降られると、まずは心がダメージを受けます。
そして準備不足の体で、いきなり大雪の除雪作業に入るため、
今年は例年に見られないくらいぎっくり腰の方が多いです。

ぎっくり腰にもいろいろ段階はありまして、
1、軽めの痛み
2、中くらいの痛み
3、ひどい痛み
というように、3段階にわけて考えます。
当たり前と言えば当たり前なのですが、あえて触れることにします。

ひどい痛みで動けないほどの方は、
かなりの確率で、1の軽めの痛みを体感しております。
重要なのは、ここの時点で来院してほしいということなのです。
軽い痛みは早めのうちに片付けられます。
しかも患者様の負担が最少で済みます。

ところが、ここを我慢する方が多く、
「あれ、ちょっと痛いな、けどこのまま除雪作業しちゃおう。
 ビキ!!あれれ、動けない、やめればよかった・・・」
となる方が多いように見受けます。
当院に来院される方は、こういう方が多いです。
ちょっと危ないと感じた時点で、ぜひいらして下さい。
その方が無難です。

ではそもそも、なんで痛めてしまうのか。
筋肉の疲労や硬さが原因で起こることが多いです。
疲労して硬くなっている筋肉は、しなやかに動かすことが出来ません。
そこを無理にしなやかに動かそうとすることによって、
筋肉の繊維を痛めてしまうのです。
筋肉は硬くなっているので、自分がイメージするところまでは
伸びていけなかったり、捻っていけなかったり、
重さに耐えきれなかったりするわけですね。

対策として、添付した写真のようなチェア体操による、
筋肉の柔軟性の呼び覚ましが挙げられます。
ほんの少し体を伸ばすだけでも、筋肉の伸び縮みは良くなりますので、
ぎっくり腰発症の確率を下げることが出来ます。

椅子にすわった状態から、体が歪む方が多いので、
正しいすわり方を心掛けて頂きたいものです。
骨盤をしっかり立てて、胸を張って、
気持ち反り返るくらいでもいいかと思います。
椅子には深く腰掛けて下さい。
背もたれと背中の間に、クッション等を挟むと、
よりいいかと思います。

今日最後のアドバイスとしまして、
「症状を自分で判断しないこと」。
これに尽きます。
ご自分の判断で無理をして、または温めて炎症を悪化させて、
それから来院する方を、一人でも減らしたい。
出てしまった痛みを、最小限の状態にしたままで
治療し、苦痛を最小限の期間で抑えてあげたいのです。
ですから、「ああ、なんか痛くなりそうだな」と思ったら、早めにいらして下さい。
その程度の痛みであれば、数日のうちに取れますから。

ご相談お待ちしております。