50代女性ダンサー、膝の痛み。そこからの治療哲学。

2017年9月18日 一般治療

おはようございます。

米沢の加藤整体院です。

 

今日は、50代女性、社交ダンスをやっていらっしゃる方の症例です。

膝が痛くてダンスが出来ないということで、来院されました。

調整がかなり順調でしたが、

どんなに調子が良くても1週間に1回は続けてみると、

いい状態が定着して、ダンスが出来るようになりますから、

3か月12回を一つの目安に通院してもらうことにしました。

早い段階で、首と肩の痛みはかなり軽減し、

膝の痛みも軽減してきました。

股関節を気にする時も2回ほどありましたが、

まず問題ないレベルで、すぐに改善される一過性のものと判断しました。

 

当院を色んな方を紹介して下さり、今後もメンテナンスは継続していかれると

いうことで、大変意識が高くいらっしゃいます。

この姿勢が、順調な改善に必要不可欠なのです。

 

 

1、2回の治療で完治するような場合もありますが、

やはり症状の多くは、体質改善を必要とするような意識が大切です。

逆に言えば、その場である程度目に見える(または体感できる)結果は

出ますが、本当の意味で安定させるためには、

症状をしっかり見極め、状態の推移についてを理解し、

当院のおすすめする治療ペースを守って頂く必要があります。

当院のおすすめする規定回数を通院されてみて、

良くならなければ、違う治療法を試されると良いと思います。

100パーセント良くなる治療ではありません。

10人中、1人くらいは良くならない、または良くなってもそれに気づかない人もいます。

良くなっても気づかない、というのは、びっこひいていたのが普通に歩けるようになり、

若干痛みが残る、というような主訴の方です。

こういう方は、痛みの存在自体に焦点を当ててしまっているので、

普通に歩けるようになったことさえも気づいていない、または満足していないように

なります。

痛みだけに焦点を当てると、患部の痛みが消失するころに、

違う痛みに焦点をあて始めます。

こういう感覚でいると、人生常に痛いところだらけで

人生そのものの質が下がってしますのです。

私は、それに気づいてほしいのです。

同じような回復具合でも、

前よりずいぶん良くなった、普通に歩けるし、多少痛いけど気になるレベルではない、

という発想の方は、そのうち痛みが無くなってきます。

痛みに焦点が当たっているのではなく、良くなってきたことに対して

焦点が当たっているので、良くなった要素を数えて

全てがプラスに働きやすくなるのです。

平たく言えば、プラス思考かマイナス思考かの違いです。

プラス思考の方は、何をやってもうまくいきます。

マイナス思考の方は、何をやっても駄目です。

ここを上手に引き出すのが、我々の本当の存在意義だと思っております。

プラス思考で人生ハッピーに、体も勝手に治り始めます。

とはいえ、まずは症状のご相談を。

あなたの痛みを根本から改善するよう、頑張ります。