40代女性、交通事故(むち打ち)の場合。
2016年5月3日 | 治療 |
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、40代女性の、交通事故によるむち打ちの
症状についてです。
この方は、追突によるもらい事故で、
胸椎と頚椎をやられました。
初検時は、胃のムカムカ感や、頭の重さと頭痛、
軽度ながらもめまいもありました。
左の僧帽筋の症状がかなり強く、運動状況を確認するときに、
しきりに左の僧帽筋を意識していたのが印象的でした。
症状を一通り把握したところで、
いつもの状態チェックを行いました。
首は右に強く圧痛あり、僧帽筋左右とも圧痛あり、
特に左に自覚症状あり、ふくらはぎは軽度
圧痛あり、という状態でした。
おなじみのゆらゆら調整を約5分行ったところ、
上記指標が全て改善されました。
起きてもらって感覚を確認してもらいました。
左の僧帽筋はまだ少し気になるものの、
先ほどよりもだいぶいいとのことでした。
同時に、体がだいぶ温かくなったようで、
少しのぼせるような感覚もあったようです。
上半身に比べ、下半身の温度差を気にされましたので、
自宅でお尻の筋肉をピンポイントでストレッチする
ことをすすめました。
もちろん、やり方もお教えしました。
この場合の下半身の温度差は、自律神経性のものが
優位に働いているものと考えられますが、
まずは直接的に殿部の筋肉にもアプローチした
方がいいと判断しました。
殿部の筋肉のストレッチだけでは根本的に
改善はしないはずですが、背骨を調整して
自律神経も整えていくことで、血流の安定と
下半身への入り口である骨盤と股関節のストレッチの
効果が高まると考えました。
しばらく治療を受けていくうちに、徐々に改善して
いきますよ、とお伝えしました。
今日は揉み返しのような症状が出ることがあるから
水分を多めにとって休んで下さいとも
付け加えました。
翌日、やはり多少だるさが出たようで、
左の腰にも多少の痛み、違和感もあったようでした。
本当に状態が良くない方は、強く揉み返しが出る
ことがあります。
この方は、数回だけいい状態とよくない状態が繰り返して、それから治療の改善の波に乗れると直感的に感じました。
むち打ちですので、もちろん治るには日数も必要
ですから、一定期間をかけて患部の修復を待ち、
背骨を調整してなるべくラクな状態を保ち、かつ
自律神経も整えていくことが、
後遺症を防ぐ最善の策になります。
現在、通院されて二週間過ぎた頃ですが、
前よりもだいぶ安定してきました。
お仕事も一通りこなすことが出来ております。
交通事故のケガは、
原則的に被害加害自損問わず、治療費がかかること
はありません。
料金的にも安定して受けてもらえます。
後遺症を残すことなく、しっかり治したいと考える
方は、まず当院にご相談下さい。