50代女性、テニス肘、五十肩、猫背、フルセット!その2
2016年4月15日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、側弯症50代女性の方の続きです。
以前、何度か当院に通院していて、
最近になって数年ぶりに来院されたのですが、
手首、肘、肩、腰などが、典型的な不良姿勢によって
痛めてしまっている状態でした。
リラクゼーション的に通っていらした先の、
マッサージの先生に、背中を丸くした方がいい、というアドバイスを
受けたとのことで、不良姿勢が定着している状態でした。
どうしてそういうアドバイスになったのか、
理解に苦しむところもあるのですが、
おそらく反り腰になっているのを改善させたくて、
そのようなアドバイスになったのかなあ、と推測してみました。
この方は、反り腰というよりも単純な不良姿勢で、
上腕骨の回内、前腕骨の回内が固まるようになって見受けられ、
胸を開きたくても開けないような状態でした。
この状態では、当然五十肩やテニス肘、手首の障害、腰痛症、
肩こり症まで、すべてセットで起こり得てしまう最悪の姿勢になってしまいます。
今すぐこの姿勢を改善するようアドバイスしたわけですが、
今まで取ってきた姿勢を、急に変えられるはずもなく、
少し時間をかけながら変えていこうということになりました。
前回、五十肩による運動制限が著明でしたが、
最近は可動範囲が広がってきて、それが安定し始めてきました。
そして今回、一番イイ!と思ったことは、
治療の順番を待っていた間、眠くて居眠りをした、とのことでした。
これは、その方の自律神経の働きが、交感神経優位であったものが、
背骨の調整をマメに受け続けているおかげで、
副交感神経も少しずつ作用し始めているからなのです。
今まで眠くなかった時間帯で、リラックスでき始めているのは、
これからますます症状が快方に向かう現れなのです。
手首の痛みは現在ほぼ消失、肘はテニス肘の症状が多少残存、
五十肩は可動範囲が広がり、自律神経機能が正常方向に作用し始めた、と
いったところでしょうか。
側弯症の影響で、完璧とまではいかないでしょうから、
ピーク時の痛みの8割減を目標に、治療を続けていきます。
通院されてまだ2週間。
3か月の間で、ここまで到達できるものと確信しております。
心配があるとすれば、仕事の忙しさにかまけて、通院が2、3週間途切れてしまうのが、
症状の停滞に影響してしまう可能性があるので、
その点は、やはり時間を割いて通院されたほうがいいです。
何かお困りの方の参考になれば幸いです。