股関節が外れる・・・!?
2016年2月28日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、遠方からいらっしゃった新規の方の報告です。
その方は、姿勢の歪みから、膝と腰・臀部を痛めてしまっての来院でした。
あちこち整体に行かれたようで、
「股関節が外れている」ということも言われたとのことでした。
他院でもそうでしょうが、
当院でも問診を行い、症状を確認し、体の状態をお伝えしました。
まず第一に、「股関節は簡単には外れない」ことをお伝えしました。
股関節が外れたら、まず立てません。
痛みで正常な状態でいられません。
ましてや車の運転は不可能です。
運動不能です。
噛み合わせが悪い、ということか、もしくは股関節周りの筋肉の運動制限が強く出ている、という
表現が適切かと思います。
この方は、中殿筋というお尻の筋肉が固くなって動きが悪くなっており、
その影響で膝の動きが悪くなっていると判断しました。
そして、治療方針として、
背骨の矯正をし、中殿筋のストレッチをピンポイントですれば、
症状は軽くなるものと判断し、その旨お伝えしました。
そして実際背骨の調整に入りました。
第二頸椎、僧帽筋、下腿三頭筋の指標が、微妙な結果に終わったのですが、
実際ベッドから立ち上がって動きを確認してもらったところ、
「股関節、太ももの痛みが無い。膝に少し残るくらい」という感覚になっていました。
静かな表情ながらも驚かれていたのが印象的でした。
この後、姿勢指導を行いました。
座り姿勢、寝る姿勢、特に横座りは絶対に控えてもらうようお伝えしました。
横座りは、背骨、骨盤が曲がり、膝もねじれやすく、体に悪い姿勢です。
この悪しき習慣を改めないと、痛みはすぐにでもぶり返します。
この方は、いろんなところでそれぞれの理論を聞いて、
どれが正しいのかわからない、ということで戸惑っておられました。
当院の理論で概ね間違っていません、痛みがとれましたので、と。
ただ、念のため、整形外科に紹介状を書きました。
痛みがラクになったものの、一度患者さん自身の知識情報を整理してほしかったからです。
ドクターから医学的所見を一度しっかり教示して頂き、
改めて当院の理論が間違っていないことを確認して頂くことが、
今後治療を進めていくために必要と判断しました。
一度の施術で、ばっちり痛みが取れた例で、整形外科を紹介した、という
珍しい症例となりましたが、
当院では、状況に応じて医療機関の紹介を行っております。
もちろんその後も当院で施術を受けて頂けますのでご安心下さい。
治療・リハビリ・矯正は当院で、
精密検査・診断は整形外科で、が重要です。