腱鞘炎について

2014年10月14日 一般治療

おはようございます。

米沢の加藤接骨院です。

 

今日は、腱鞘炎について私見を述べます。

腱鞘炎は、使いすぎる部位に、その名の通り腱・もしくはその鞘に炎症を起こすことで、

腱と腱鞘の間の動きが悪くなってしまう状態を指します。

炎症をおこすと、熱をもって腫れて膨れ上がってしまうため、

腱鞘の中を腱が通る際、周りを包む腱鞘とひっかかってすれてしまい、

炎症がひどくなってしまうという、最悪の循環になります。

炎症が、次の炎症の原因になってしまうのです。

 

初期の治療方法は、物理療法の上、一定期間の固定で十分治ります。

症状が悪化してこじれてきてる場合は、物理療法だけでは治らない場合もあります。

注射の治療も有効です。

週に一度注射をし、物理療法を行えば更に早くよくなります。

もちろん、安静にするのが最低条件です。

手術をする場合もあるのですが、最近ではそんなに簡単に手術に踏み切る病院も

ないようです。

なるべく保存的に症状を抑え、注射・物理療法で回復を待つのがベストということなのでしょう。

 

腱鞘炎は、治りが非常に悪く、

そして患者さん自身も無理する方が多いので、

ますます治りが良くないということを、まずは理解してほしいと思います。

手首(親指側)の痛みは、とくに要注意です。

自分自身で判断することはないよう、まずは専門家にご相談下さい。