膝蓋靭帯炎=ジャンパー膝の初発症状、高校生女子。
2016年5月7日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、高校生女子、バドミントン部の方の症例です。
元々、小学生のときから当院に通院されていましたが、
今年の春に高校生になり、体も大きく力強くなりました。
今回は、踏み込んだ時に膝のお皿下の膝蓋靭帯部に炎症を
起こしてしまい、なかなか治らないということで当院に来院再診されました。
膝の屈伸が出来るけど痛い、びっこを引くわけでもない、
典型的な膝蓋靭帯の炎症=ジャンパー膝の初発症状でした。
成長期になると、人は筋肉が固くなって動きが悪くなったり、
ケガをしやすくなるのですが、この方の場合も多少それに近いものがありました。
ただ、びっくりするほど固くなっているわけではなく、股関節周りも普通に動いていましたので、
単純に力加減の影響で痛めてしまったのだと判断しました。
炎症を抑えるための電気治療を施したあと、
仰向けになった状態で、首、肩の指標の確認をしました。
この指標は、背骨の調整前後の目安とする箇所で、
この指標にしたところの痛みが、調整前後で変われば、
痛いところは時間差があったとしても確実に改善してくる、という目安のようなものです。
首、肩ともすべて痛みが強く出ていました。
引き続きうつ伏せで指標を確認したところ、
首、肩、ふくらはぎの3か所すべてに強い圧痛を感じられました。
バドミントンのような、片側を酷使するスポーツ選手は、明らかな歪みを
感じられることが非常に多いです。
ラケットを、右手だけで何万回何十万回と振れば、必然的に歪みが出ます。
いつものように、
指標を確認し、背骨を調整しました。
背骨の調整事態は、5分程度で完了するシンプルなものです。
5分後、背骨の調整も問題なく終了。
そして指標の確認に移ります。
これで、先ほどの首、肩、ふくらはぎの痛みが改善されていれば、
今日の治療は終了となるわけです。
首、肩、ふくらはぎともに症状改善し、
ベッドから起き上がってもらい、足踏みしてもらったところ、
「あ」
を聞くことができました。
さっきより楽になったときに、
しかもおそらく自分の期待以上に良くなったときに出る言葉です。
1週間後に大会ということで、
痛みが全くない状態で出場することは不可能かと思いますが、
来週3回くらいこれれば、ある程度恰好がつく状態に仕上げられるのではないかと思います。
仕上げに、太ももから膝にかけて、キネシオテープを張りました。
スポーツのシーズンになり、学生さんがにわかに増えてきました。
ケガには十分気を付けてほしいものです。
願わくば、
「ケガしないよう、メンテナンスに来た」と
言ってもらえるのがベストです。