格闘技系の方の腰痛、肩こり。

2016年5月10日 一般治療

おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。

今日の症例は、39歳男性、打撃系の格闘技を
やっている方の報告です。

今日は、首と肩、腰痛がひどいということで、
エキテンで当院のクチコミをみて来院されました。

以前は、自分の体の歪みをセルフケアで何とか
調整してこれたとのことでした。
格闘技系の方は、自分の体のメンテナンスが
上手な人が多いです。
(もちろん、球技や陸上競技などでも上手な方は
多数いらっしゃいます)
自分の体の声と言いますでしょうか、
体の要求に反応し、適切なケアを出来る方の
割合が高いように思います。

余談にはなりますが、我々柔道整復師は、
古来戦国時代から戦場でのケガの手当て、柔術での
ケガの手当て、柔道になってからの手当てが、
全て学問的に体系化された資格です。
ケガの手当て=ケアが出来るということで、
国家資格に認定されております。

話が逸れました。

この方も、やはり姿勢の歪みが大きい原因に
なっていました。
仕事は立ち仕事ということで、運動不足というわけ
ではないのですが、
座り姿勢がだいぶ崩れていたのです。
いわゆる猫背の姿勢で、骨盤の後傾と、アゴが前に
出てしまい、肩甲骨が前にスライドするような
肩こりになりやすい状態でした。

早速、仰向けで首肩の指標を確認しました。
首の右側に極端な圧痛がありました。
真後ろ、斜め後ろ、第2頸椎とも、右側に
歪みが強く出ていることを示しています。

うつ伏せで、首、肩、ふくらはぎを確認しました。
首、肩とも、びっくりするほど痛いということは
ありませんでしたが、やはり右側にやや強い
圧痛を認めました。
ふくらはぎは、右側が少し痛いかな、という程度でした。

そして、いつものように背骨を調整します。
五分後、最初と同じように、
仰向けから指標を確認しましたところ、首肩ともに
痛みが軽減されました。
「さっきと同じ強さですか?」
と言われました。
これも私個人的には嬉しい一言です。
だって、さっきより間違いなく痛くない証拠ですから。

この時点で、起きてもらい肩、首、腰の感覚を
確認してもらいまして、
動きが良くなるのを自覚してもらいました。

それと、おそらく尋常でないほどの股関節の硬さが
あると予測して股関節の調整をしたところ、
やはり後面内側を中心に、各方向ガチガチでした。

殿部、内転筋、ハムストリングスのストレッチを
お教えし、姿勢の徹底の重要性をお伝えし、
今日の治療は終わりました。

この手の症状は、
基本的に完治するという概念はないものと
考えた方が良く、いかにいい状態を維持し続けるか
が大事になります。

早速明日、2回目の治療になります。
いい状態を維持するために、私も頑張ります。