当院の治療哲学。

2016年4月22日 一般治療

おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。

今日は、当院の治療哲学についてお話します。

当院は8年前に開業し、9年目になります。
骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、
腰痛、肩こり、むち打ち、スポーツ外傷・障害、
神経痛、五十肩、ヘルニア、その他の症状を
診て来ました。

その中にあって、治療法も日々進化し、
8年前とは、治療内容がガラッと変わりました。
一気に変わったのではなく、徐々に改良を重ねた
結果、ふと8年前を振り返ると、
本当に洗練されたものだけを残してあります。

最初は、物理療法の即効性に魅了され、
痛いところに対しての対症療法が中心でした。
それなりに症状の改善もしましたが、
痛みの出やすい体質の改善、生活指導などには、
中々着手しきれませんでした。

ここに保険治療の限界を感じました。

保険治療だけでは、本当にいい治療が提供しづらい
のです。
そもそも、保険治療の目的は、
日本全国どこの接骨院に行っても、同じ質の
治療を受けることが出来る、均質な医療の提供
なのです。
これは本来なら喜ばしいことですが、
デメリットもあります。
本当にいい治療、一歩踏み込んだ治療というのは、
それだけでその治療家の特色になりますから、
均質な医療の概念の枠を、いい意味で越えてしまう
ため、保険外となるのが道理です。

逆に言えば、自分のオリジナルの技術は、
保険外治療として施術することで、
さらに治りが早くなったり、痛めそうな患部を
予防出来たりします。

ここから当院の治療方針は大きく進化しました。

今まで絶対としていた概念を捨てました。
対症療法は辞めて、根本治療を目指したのです。
ケガの手当てはもちろんするけども、
ケガを引き起こした原因を突き止め、
そこを改善させる治療を目指しました。
その結果、ケガの治りは確実なものとなり、
今までよりもいい状態にすることが可能に
なったため、予防が成立するのです。

治療はかなりシンプルにしました。
リラクゼーションに受けとられそうな手技は排除し、
本当に必要なものだけを残しました。
その結果、当院を離れた人もいましたし、
逆に頻度を上げて通院してくれた人もいました。

私の使命は、
ケガの手当てと、ケガを予防することです。 
そして体の不調のある方を、いい状態へと
導くことです。

以前の私は、自分が患者さんを治すと思っていました。
治りが遅かったり、施術結果が芳しくなかったり、
そういう方もいらっしゃるのですが、
そのときは内心焦りました。

でも今は違います。
根本治療は、自分が患者さんを治すのではなく、
患者さんの自然治癒力を引き出すのが目的だからです。
治りが遅かったり、結果が芳しくない場合は、
もちろん今もたまにありますが、
その場合は当院が何とか出来るものではないと
考えるようにしました。
今は、5回治療を受けてもらって、全く変化が無い
場合は、転院を勧めています。
(そういう方は滅多にいませんが)
5回来院されない方は、本当に治したいとは
思ってないとみなすしかありません。
特に、どこに通院しても治らず、当院に転院し、
1回2回で来なくなる方は、非常にもったいないと
思います。
5回目くらいがターニングポイントで、
そのあたりから変わる方も、一定割合でいるのです。
その場合、三回目くらいから、
「何となく良くなってきた気がする」と
感じる方が多いですね。

みなさん、
自分の体を治すのは、結局は自分であると
気づいて下さい。
私はみなさんの自然治癒力を引き出すだけです。
治療を受けると、痛みが取れたりしますので、
私に治してもらってると感じてしまいますが、
みなさんの体が頑張っただけです。

今日も喜んでもらえる顔を見るのが楽しみです。