交通事故のむち打ち後遺症、30代女性の場合。
2017年3月3日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤整体院併設接骨院です。
症例の報告を定期的にあげようと思っていましたが、
最近怠けておりました!
今日は、久々にここに載せようと思います。
今回の症例は、30代女性、交通事故のむち打ちによる後遺症に悩む方です。
事故直後から、あちこちの整骨院・接骨院で治療を受けていらっしゃったようですが、
電気治療と患部のマッサージをされただけで症状が良くならず、
また違うところに通われたとのことで、
そこではボキボキ系の治療でかえって痛みがひどくなったり、
股関節をグイグイ引っ張られて、最初の患部以外にも痛みが出たり、と
踏んだり蹴ったりのような状態を繰り返していたようでした。
事故そのものは1年半くらい前のものですが、いまだに痛みが気になるレベルということで、
色々なつてを頼りに、当院にいらっしゃっいました。
実際お会いして、初検を取らせてもらったところ、
際立った可動制限などはなく、頚部や肩周りの鈍痛がある程度でしたが、
おそらく痛みで動きが悪くなってしまうことが頻発するのだろうと推測しました。
仰向けになって首のチェックをしたところ、
第二頚椎が右側に強く歪んでいるのが、患者さんにも私にもはっきりわかりました。
僧帽筋の指標は特に目立ったものはなく、
下腿三頭筋も上の方に痛みがあったものの、飛び上がるほどのいたみではありませんでした。
実際、調整を行うにあたって、極力最小限の力になるよう配慮しました。
といいますのも、おなじDRTの治療を受けられた際に、
好転反応(揉み返し)が強く出たとのことで、若干の恐怖心もあったようだったためです。
事前に、揉み返しの説明をしまして、今日はDRT実質2回目ですから、
そんなに強くは揉み返しは出ないと思いますと、説明させて頂いてからの調整でした。
調整は約7分。
また同じように調整が済んだかどうかをチェックするポイントを見まして、
全てクリアになっているのが確認できました。
特に仰向けですごく痛かった第二頸椎が、だいぶ楽になったようでした。
実際起き上がってもらい、状態の確認をしてもらったところ、
自然に胸が張りやすいとのことでした。
首から下がスーッとした感じをわかってもらえたようです。
まず大事なのは、良くなるまで一定時間は必ずかかることをお伝えしました。
今日はいい状態でも、必ず状態の上がり下がりを経過しながら、
本当の意味で良くなって安定してくるのは、1~3か月はかかる、
という認識です。
後日、2回目いらっしゃったときに、調子がいいとのご報告を頂きまして、
私もホッとしました。
さらに、生理痛で大変苦しんでいたのが、1回の施術で大変調子がよかったらしく、
また出血もドロドロしたものでなく、サラサラしたものだった、という
おまけつきの状態だったようです。
もっとも、数回で良くなるというよりは、
何回かの施術をきっかけにしてもらい、本当の意味で良くなるのは
これからですよ、という確認を、今日もしたところでした。
この方だけに限らず、
本当の意味で改善するには、多少の日数回数がかかると
ご理解頂けると幸いです。
お待ちしております。