股関節症、60代女性。隣町から。
2016年5月14日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日の症例は、60代女性、股関節症による痛みです。
この方は、元々股関節の動きが悪く、可動制限が明らかな状態でした。
素人の方が見ても、明らかにわかると思います。
股関節症で動きが悪い方は、
農作業や草むしりなど、長時間しゃがみ姿勢を取ると、
普通の方がやるよりもだいぶ炎症を起こしやすい状態となります。
この方の場合も、まさにその状態で、
股関節の炎症が出てしまい、動きがさらに悪くなっていたようでした。
以前は、違う整体さんや、鍼灸なども利用していたようですが、
思うように良くならず、今回の痛みをきっかけに、
ご家族の方がホームページで当院を見つけてくれまして、
今回の来院に至りました。
まずは体幹部の動作を確認しまして、
腰そのものの動きは特に目立った悪さはありませんでした。
当院の行うDRT療法は、検査にて、首、肩、ふくらはぎの指標を特に重要視します。
この方の場合も、早速仰向けからやることにしました。
仰向けで、首右側に強い圧痛、僧帽筋の緊張を確認しました。
うつ伏せでも首、肩、ふくらはぎに圧痛がありました。
(ただ、そんなに強い痛みではありませんでした。)
この3か所が痛いということは、やはり背骨が歪んでいると判断できるのです。
ごく弱めに調整すること5分、
うつ伏せでの、首、肩、ふくらはぎは、「さっきより痛くない」というレベルに改善されました。
仰向けの状態では、「ほとんど痛くない」という状態まで改善されました。
股関節を少し調整し、
起きてもらって動きを確認してもらったところ、
だいぶ歩行がスムーズでした。
起きてもらったときの感覚でも、違いがわかったようでした。
自宅でやる臀部のストレッチを教えようとした際に、
脚を組んでもらったのですが、
「ああ、硬いな、脚を組むのがやっとだな・・・」と思っていたところ、
「あれ、脚が組める」と驚かれていたので、話を聞いてみたら、
ここ最近は脚をくむことすら出来ない状態だったとのことで、
さらに驚かれました。
今まで、整体や鍼灸に行かれていても、ここまで変化したのは
なかったそうです。
それが、たった1回の治療10分以内で変化したのですから、
驚くのも無理ないかもしれません。
2、3週間の間に5回治療に来てもらえれば、
だいぶ楽になるはずですよ、とお伝えしたところ、
しばらく毎日きます、と言って下さり、よっぽど変化がうれしかったのだと
推測しました。
私もここまで喜んでもらえるとうれしくなります。
今はよくても、本当にいい状態が定着し始めるには、
ある程度日数をかけたほうが絶対間違いないです。
人の体が変わって定着するまでには、何でも3か月くらいはかかるものです。
少し気長に症状を見ていきましょうと伝えました。
手術適応になりそうなボーダーラインの動きですが、
これから症状改善していくことを祈っております。