70代女性、腰椎破裂骨折の方の場合。
2018年4月18日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤整体院併設接骨院です。
今日は、70代女性、脊椎の破裂骨折の方の症例をご紹介致します。
この方は11月に転倒から上記負傷で、市内病院に通院されていまして、
遠方の娘さんがインターネットで当院を検索されまして、
予約の手配をして下さったとのことでした。
毎晩痛くて、朝の起きるときなども痛くて起きられないとのことで、
初診時お話下さいました。
仰向けになって頂き、体の状態を色々見させてもらいましたが、
頚椎やふくらはぎの状態から、近いうちに状態は改善するであろう、と
予測することが出来ました。
実際に調整し、起き上がって状態を確認してもらおうとしたところ、
起き掛けに「痛くない!」との言葉と同時にベッドから起きられたのが印象的でした。
ただし、大事なことは、1回の治療ですべてが解決するわけではない、ということです。
初回に結果が出すぎると、2回目以降、すぐに完治すると思ってしまうケースがありますので、
その点が要注意なのです。
年齢や傷病から考えると、3か月15回程度が一つの目安になってきますが、
治療回数を重ねていくうちに、特に最初の何回かは、
状態の上がり下がりが必ずあること、そして好転反応として
患部ではないところに痛みが出たりすることを知っておくのが重要です。
体のバランスが整う上で出る変化は、一旦受け入れて頂く必要があります。
この70代の方の場合は、3回目でそれが左の膝に出ました。
好転反応かつ自転車乗りの影響で、左の膝が痛いということで3回目の来院のときに
お話下さいました。
このときは、すごく状態を心配されており、遠方の娘さんからもお問い合わせ頂きました。
結論から言えば全く問題ありません。
次の日の通院時には、左ひざの痛みも大幅に減っていました。
「左膝はおそらく2週間くらい小康状態が続きます」とお話はさせて頂いたのですが、
また2,3回痛みが戻ったときに心配されると思いますので、
その時は改めてご説明する予定です。
腰の方は、やはり3回目前に痛みが戻ったとのことで、
座薬飲み薬を使ったとのことですが、
これも全く問題ありません。
こういう状態の上がり下がりをしながら、状態は改善していきます。
まずは予定通り、3か月15回、しっかり模様をみましょうというお話を、再度させて頂きました。
初回の変化が強くでて、おそらく感動されたのだと思いますが、
その反動で私からの注意点が、伝わりきらなかったものと私も反省しました。
・必ず状態の上がり下がりがあるから、一喜一憂しないこと
・姿勢は徹底すること
・特に4回目から8回目くらいまでは、停滞期を感じる人もいること
・停滞期を乗り切ると、一気に変化が出る場合もあること
こちらでは伝えたつもりでも、理解して頂いていないと伝えなかったことと同じになります。
私自身、言葉のチョイスや話し方など、今一度見直す機会になりました。
昨日5回目でまた安定し、今日はこれから6回目。
この方は、予定通り通院して下されば、必ず良くなります。
それまでしっかり励まし、遠方の娘さんとも必要に応じて連絡を取り合い、
お役に立てるよう頑張りたいと思います。