50代女性、股関節と腰の痛み。
2017年1月6日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤整体院併設接骨院です。
正月休みボケもようやく抜けてきました。
現実の世界に戻ってまいりました。
今日は、久々に症例の報告をします。
50代女性、股関節と腰の痛みでの来院の方のケースです。
昨年9月に上記2か所を痛めるようになり、
市内の整形外科に通院されていたとのことでした。
お薬を飲んで、湿布をはっていたようですが、
症状の改善が思わしくなく、当院を訪ねて下さいました。
3か月もよく我慢されたな、と思いました。
この方は、以前にも通院されたことがありましたので、
思い出されて、というのが正しいニュアンスかもしれません。
再会の挨拶もそこそこに、早速状況を見させてもらうことにしました。
首、ふくらはぎともに右側に強く圧痛を認め、背骨の歪みと
骨盤の歪み具合が大きいことがわかりました。
さっそく仙骨及び背骨を調整し、首とふくらはぎを再チェックしたところ、
痛みが予定通り軽減しました。
症状は若干残るものとして起きてもらい、動きを確認してもらったところ、
来院されたときよりも動きが良く症状も軽減されたのが確認できました。
いつものように、姿勢の徹底指導を行いました。
座位、寝る姿勢中心です。
そして治療に対しての向き合い方。
これが一番大事です。
誰かに治してもらうのではなく、自分で治す。
この考え方が、姿勢の維持徹底を可能にするのです。
姿勢の徹底無しに、いい状態が安定することは不可能です。
2回目以降もまずまず経過は良好です。
4回目?くらいに、無理をして若干症状が戻った感じもありましたが、
2週間程度で痛みが7割減している状態ですので、
これは順調といっていいと思います。
初検時しばらく症状が停滞する可能性もあることを、お伝えしてありましたが、
再度お伝え致しました。
この方の症例の回復具合が、当院の平均的回復速度のように思います。
1回の治療で完治させることは、私には出来ません。
初日でまずきっかけをつかんで頂き、何回かの治療で状態を回復軌道に乗せ、
一定期間をかけて安定させ、気づいたら痛みが無くなっていた。
その後は定期的にメンテナンスを行い、再発を予防する。
このサイクルが重要なのです。
やはり理想は、治ってからも定期的にメンテナンスをすることに限ります。
予防に勝る治療無し。
痛くなってから駆け込むのは、いいことではありません。
痛くならないためにどうしたらいいのか、
是非皆様にも考えて行動して頂きたいと思っております。