頸椎ヘルニアの治療、お二人の例
2015年9月22日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤です。
今日は頸椎ヘルニアの方の治療経過報告をさせて頂きます。
まずは、交通事故によるむち打ちから、頸椎ヘルニアになってしまった
Fさんの症例から。
Fさんは、私用にて外出中、ご友人の運転する車の助手席にて
寝ているところを、後ろから追突されてしまいました。
むち打ちが治りにくい原因の一つとして、
無防備な状態での受傷が挙げられます。
どんなに体ががっしりしている人でも、後ろから不意に打撃をうけたら、
体の深部からダメージを負いやすくなるため、治りが悪くなってしまう傾向にあります。
以前、やはり交通事故で腰を負傷された大学生がいましたが、
高校までボクシングをしていて、フィジカルには強いはずの方でしたが、
後ろからの不意な衝撃で、筋肉を損傷し、治りきるまでには
相当期間かかりました。(もっとも、本人も少し無理をしていたことも大きいですが)
Fさんに話を戻します。
後ろから衝撃を受けたFさんは、受傷直後から、左腕へのしびれを強く感じていました。
日によってしびれの範囲は狭く、そして弱まることもあるとのことですが、
基本的にしびれ痛みは消えることはなく、当院に来院されました。
枕を高くして、しびれが軽減することから、ヘルニアの疑いが強いと考えました。
その日から枕を高くし、仰向けで寝るように指導申し上げました。
あとは長時間のデスクワーク(パソコン)なども控えるようにお伝えしました。
以前よりしびれは軽減されて、少しずついい状態が定着してきているため、
時間をかけながらしっかり治していくことを再度お伝えしました。
もうお一人、Nさんのケースもご報告します。
Nさんの場合は、首の後屈及び左側屈時に左腕へのしびれが強くなるとのことで、
首のヘルニアを疑いました。前屈及び右側屈のストレッチを強化し、
枕を高くしてねるようにお伝えしました。
Nさんは、背骨を調整したあと、特に第二頸椎を調整します。
Fさん同様、しびれは残存するものの、以前よりは確実に良くなっているとのことで、
週一くらいで通院して頂いております。
3ヶ月程度で、何かしらの効果が定着してくると思います。
頚部のヘルニアは、頚肩腕症候群との線引きが難しいこともあります。
両方併発していることもあります。
当院の治療は、一貫して、
「背骨の調整をすることにより、自然回復を待つ」を徹底しております。
この治療でたくさんの方が良くなっていらっしゃいます。
頚部ヘルニア、肩まわりの不調でお悩みの方も、
是非当院に一度ご相談下さい。