変形性股関節症、40代女性の方。

2016年4月20日 一般治療

 

いつもお世話さまです。
米沢の加藤接骨院・整体院です。

今日は、40代女性の方で、変形性股関節症です。
この方は、変形性股関節症により、びっこを引く
ような歩き方をされての来院でした。
股関節から腰の痛みがあるということで、
当院を訪ねて下さいました。

変形により元々の歩き方が良くないので、
この方の痛みは完璧に取れることはないかも
知れないな、と思ったのを良く覚えています。
脚長差も手術適応のギリギリ範囲でした。

状態を確認し、もしかしたらご本人が期待する
よりも、痛みが取りきれないかも知れない旨、
お伝えしました。
症状が落ち着くまでは、3か月は最低かかるものと
いうのも御理解頂きました。
ご本人は、完璧でなくても今より痛みが取れれば
というスタンスで治療に臨んでおられたので、
私も少し気楽になりました。

とは言え、難しい状態と条件をクリアすることが、
治療家の腕の見せどころです。

最初はうつ伏せになってもらうのも気が引ける
くらい痛かったのですが、
なってしまえば大丈夫ということで、
さっそく調整を開始しました。

いつものように調整すること五分。
首、肩、ふくらはぎの指標が改善されまして、
起きあがって動きを見せてもらいました。
動作の確認時、びっこを引くような動作で、
一瞬、あれ?全然効いてない?と思いましたが、
さっきよりラクになったと言ってもらい、
安心しました。

そうです。
首、肩、ふくらはぎの指標が改善されれば、
恐れるものは何もありません。
患部はあとから必ず良くなります。
それが私がやっているDRT療法なのです。

後日、何度か通院されるたびに症状が改善し、
びっこを引くような歩き方は改善しませんが、
かなり納得されていました。
あの痛みは何だったんだろうと言っておられました。
肩のコリに関しては、その後全く出てないようです。

それから早いもので2年経ちますが、
この方はいまだに月2回の通院をしっかり守って
下さります。
あのときの痛みに戻りたくないのと、
メンテナンスの重要性をわかっていらっしゃるからなのです。
嬉しいことに、調子が崩れることは一回もありませんでした。

この方のように、順調に良くなる方もいれば、
状態の上がり下がりを繰り返しながら
徐々によくなる方もいます。
首、肩、ふくらはぎの指標が改善していけば、
その方は必ず良い方向に向かいます。
症状は時間差であとから必ず良くなります。

症状にもよりますが、3週間から3か月の間で、
5回~12回が治療の目安です。
この間は、頑張りどころなのです。

良くなる方を見るのは、私も嬉しいです。
ご相談お待ちしています。