ぎっくり腰、40代女性の方

2016年4月27日 一般治療

 

おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。

今日は、ぎっくり腰40代女性の方です。
以前にも何度かぎっくり腰を起こして、
今回も半年振りくらいに発症し、インターネットから
当院を見つけての来院となりました。

朝に痛めて、夕方になって少し落ち着いたと
お話して下さりましたが、
今日はむしろこれから痛みが強くなる旨お伝えしました。
痛めたその日の夜に、痛みのピークが来ることが
多く、
今日の施術の目的は、そのピークが少しでも低く
なるよう、背骨を整えることになります。

当院の行うDRT療法において、
まず大事なのが、首、肩、ふくらはぎの指標です。
術後にこの指標が改善されれば、
背骨が整った合図になります。
背骨が整えば、あとは体が勝手に患部を治して
くれるのです。

仰向けの状態から、首の指標の確認です。
斜め後ろ、真後ろ、後頭骨の下、第2頚椎横突起、
右側に強い圧痛が確認出来ました。
うつ伏せで、第2頚椎の指標も明らか、
肩=僧帽筋の指標も圧痛あり、
ふくらはぎにもやや圧痛あり、
これで指標を確認出来たわけです。

今日は特に優しくタッチしないといけません。
DRT療法の極意は、ごく繊細なタッチでも
効果が出せることです。

そして
仙骨から首の下隆椎まで、優しく調整すること約5分。
うつ伏せの頚椎とふくらはぎの指標は、さっきよりいいかな、レベル。
肩=僧帽筋の指標は、かなり大幅に改善されました。
仰向けになってもらい、再度首、肩の指標を確認
したところ、あきらかに痛みが減ったのを
確認して頂けました。

これが、背骨を整った目安になります。

これくらいしっかり指標が改善されれば、
今痛くても、明日中に第一段階の炎症が引くはず
です。

今日の注意点は以下の通りです。
・今は先ほどよりラクだと思うが、今日の夜は
  一旦ひどくなる
・そのピークが過ぎれば、本当にラクになる
・ソファの使用禁止
・一度に良くなるわけではなく、五回くらいで
  8割方改善を目指す
・揉み返しがでることがある

また近いうち、来院されるまでは、セルフケアが
大事になります。

余談

改めて思ったことは、
治療はシンプルであればあるほど良いと思います。

シンプルな方が、患者さんも理解しやすいのです。
我々施術する側の人間は、
当然知識や用語、メカニズムなどは
素人の方より詳しいですが、
それをそのまま伝えてしまうのは、
施術する側の自己満足なのです。

よりわかりやすい理論で、よりシンプルに、
治療時間も最短の方が、患者さんもラクなんです。

私は、いかにこのシンプルな理論を
簡単に理解してもらい、そして実践してもらうかを
大事に考えています。

治療は、みなさんの自然治癒力を引き出すための
ものに過ぎません。
セルフケアも、そのための一環です。

治すのは、自分自身なのです。

そこが、当院の治療哲学になります。