60代女性、膝の痛み(内側半月板、内側側副靭帯の損傷)の場合。
2016年9月17日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、膝の内側半月板及び内側側副靭帯損傷の方の例です。
60代女性の方で、病院でリハビリをしていましたが、
治りが思うようにいかず、
昔当院に通院したことを思い出して下さり、
久々の来院となりました。
膝の屈伸運動や、足首の動きまで制限が見られるような状態で、
患者さん自身のお気持ちも、すごく焦っていらっしゃったのが
すごく印象的でした。
まず症状を伺うに、痛みは当初の半分くらいにはなってきたものの、
逆に言えば痛みは半分は残存しているということで、
「いつになったら痛みが消えるのだろう」ということで、焦っておいででした。
まずは、状態をチェックさせていただくことにして、
頚椎が歪んでいる感じと、大腿四頭筋部が緊張して固くなっているのがすぐにわかりました。
肩の筋肉(僧帽筋)と、ふくらはぎ・下腿三頭筋のも緊張が見られましたが、
思ったほど強い圧痛ではなかったので、
背骨を整えることで、症状は順調に改善するだろうな、という漠然とした見立てをしました。
治療に入る前に、
健康保険外にはなりますが、背骨の調整を行うことで全身が整って、結果的に脚の負担が減りますから、
一緒にやっていきます、とお伝えしました。
背骨の調整の同意を得たあと、
ベッドでうつ伏せになってもらい、
実際に調整させて頂きました。
終わったあとは、頸椎が歪んで痛かったところの指標が改善され、
その他の痛かった指標はすべてクリアになりました。
「多少痛い感じや違和感はあるでしょうが、起きてみて軽い感じがあればいいと思います」
とお伝えし、実際に起きてもらい、動作を確認してもらいました。
「うん、さっきより脚があげやすいし痛くない」
という感じでわかってもらえました。
ここからが重要です。
では、この痛みは、今後どのような経過をたどるのか。
治療はどのように進めていくのが望ましいのか。
これをしっかり説明しなくてはなりません。
大けがのリハビリが、1日2日で完了するわけではありませんので、
今終わって調子が良くても、生活習慣などによって疲労が脚に蓄積し、
症状が停滞することもあり得ますので、
2~3か月程度で12回程度を目安に治療しましょう、とお伝えしました。
実は今日5回目の治療が終わりまして、
脚の状態はかなり良くなってきているとのことでした。
最初の日から3回目くらいまでは、
まだ焦りの気持ちが強かったようですが、
私も根気強く説明させて頂きました。
「年齢とケガの内容を考えれば、もう少しかかりますから、
徐々に改善していくのがわかると思いますので、それを
楽しむくらいの気持ちでいきましょう!」
といった次第です。
焦りの気持ちは、いい結果を生みません。
私は、今までの経験と、確かな知識に基づき、
治療計画を立てております。
治療期間は多少前後することもありますが、
だいたい合ってます。
まずは一度お見せ頂ければ、
状態のチェック、治療方針をお話できます。