80代男性、24時間頭痛の方。
2016年5月19日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日の症例は、
80代男性、頭痛持ちの方の例です。
この方は、24時間ずっと頭痛があるということで、
脳神経外科等もたくさん受診されたとのことでしたが、
病院では原因がよくわからないとのことで、
これといった治療を受けることが出来ないでいました。
今回、息子さんがインターネットで当院をお調べになられ、
わらをもすがる気持ちで来院されました。
事前にメールで症状をお伺いしていたので、
スムーズに初検を取らせて頂くことができました。
首の痛みや、腰の痛みもあるということで症状を聞いていったところ、
良くも悪くもない状態がずーっと続くということでした。
治療に入る前に、当院の治療方針をお伝えしまして、
1、背骨と首を調整して、患者さん自身の自然治癒力を最大限引き出すこと
2、痛いところをグリグリマッサージするのではないこと
3、1回で治る魔法の治療ではないこと
4、施術者と、患者さんが、2人3脚で治療をしなければならないこと
を理解してもらいました。
いつものように、ベッドに仰向けで寝てもらい、
首の状態と肩の状態を確認しました。
痛みがあまりなく、どこを触っても気持ちいいという状態でした。
第二頸椎のところだけは、「ちょっと痛い」ということでした。
うつ伏せになってもらい、やはり第二頸椎を確認したところ、
これははっきり痛いということでした。
ふくらはぎの状態は、真ん中筋腱移行部付近に圧痛がありました。
付き添って下さった息子さんに、
「お父様はだいぶ痛みに強い体質ですか?」
とたずねたら、多分強いと思いますとお返事でした。
あまりにも痛みを感じなかったので、少し強めに指標を確認したのですが、
それでも少ししか痛いところを確認できなかったからです。
うつ伏せの第二頸椎と、ふくらはぎ中央部の圧痛のみを指標にし、
いつものように背骨の調整を5分行いました。
やっている最中は、少し眠りに入られました。
5分後、同じようにうつ伏せの第二頸椎と、ふくらはぎ中央部の圧痛を確認したところ、
だいぶ痛みが緩和されました。
起きてもらって感覚を確かめてもらったところ、
体が軽く、脚も先まで温かくなった、と感想を頂きました。
お風呂に入ったあとのようだとのことでした。
こんなに喜んでもらえると、私もうれしくなってきます。
大事なのはこれからで、
今日の治療効果をなるべく維持するために、
姿勢の取り方をアドバイスしました。
年齢特有の背骨の変形も見られ、理想的な姿勢を取り続けるには
きついところも見受けられました。
出来る範囲で、まっすぐの状態を意識してもらうようアドバイスをしました。
5回から10回程度を目安に通院してもらうことで、
前よりも頭痛の頻度や頭痛の質の軽減が見られるのではないか、と
お伝えし、1回で治る魔法の治療ではないと再度お伝えしました。
今日以降、しばらく続けて通院するとのことで、
さらに症状が改善していけばいいなと思っております。