乾癬は、背骨調整に期待できるか?
2016年4月29日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、乾癬の方の症状です。
2月ごろ発症し、病院を受診されたところ、
薬を服用指示されました。
薬を飲み始めても思うように症状が改善されることはなく、
インターネットでご自分の症状をお調べになられ、
背骨・脊椎の調整が、もしかするとご自分の体に何か
いい影響を及ぼしてくれるかもしれない、との結論に至られました。
そこで当院のホームページにたどりついたとのことで、
わらをもつかむ気持ちでの来院となりました。
どんな症状の方が来院されようが、
当院の治療方針は基本的にぶれません。
「背骨を調整し、患者さん自身の自然治癒力を引き出す」
ただそれだけです。
あとは患者さんの自然治癒力で、
自分自身の症状を治してもらうのです。
お薬などと共通する考え方もあると思います。
薬自体が病原をやっつけてしまうものもありますし、
自分自身の免疫力で病気を治す場合もあります。
この患者さんの場合も同様で、
やはり背骨の調整は必須であると考えます。
首、肩、ふくらはぎの指標を確認したところ、
突出してどこかが悪い、というのはありませんでした。
首は右、肩=僧帽筋も右、ふくらはぎは左右に少々の痛みがありました。
調整すること5分、
首、肩の痛みも、「ああ、さっきよりはいいです」という状態になり、
ふくらはぎも痛くない状態になりました。
乾癬の症状の具合よりも、
まずは普段感じる首、肩、腰まわりの具合を確認してもらうことにしました。
「さっきよりは楽になった」と言ってもらえました。
私は、このような症状、筋肉・骨格系以外の方の場合も、
まずは首、肩、ふくらはぎの指標の感覚を重要視します。
指標が改善されれば、症状は遅れてでも必ず改善されるからです。
そして、肩首などのこりなども、その後確認します。
おそらく、この方は、首や肩のコリがよくなっていくにつれて、
体のかゆみも徐々に引いていくのではないか、と考えました。
一度に一気に改善することはなく、階段を1歩ずつ上るような、
そんな改善具合を想像しました。
そして、先日2回目の治療をする前に、
状態を確認しました。
「揉み返しはありましたか?肩首はどうでしたか?」と聞きました。
この時点で、乾癬そのものの改善は全く期待していないので、
このような聞き方になりました。
「揉み返しは特になく、肩首は少し楽でした」という状況でした。
「それはよかったですね。では仰向けになってもらい、今日も指標を確認します」
とベッドに誘導しました。
そんなによくなってはいないだろうな、と思い、お約束的に
「ところで、一番悩みの症状はどうでしたか?」と聞いたところ、
「劇的に良かったです。かゆみが出ませんでした。昨日くらいから少しずつ出てきましたが」
とお返事がありました。
私は「!!!??」状態でした。
まさか1回の治療で、乾癬というやっかいな症状の改善が、
「劇的」という表現でお返事頂けるとは夢にも思っていなかったからです。
5回目くらいから、「なんとなくいいかも!」という状態になるのではないか、
という私の予想を、はるかに上回る事態でした。
改めて、背骨の調整の効果を確認しました。
やはり背骨には、かなり重要な情報がつまっており、
言葉ではうまく表すこともできないようなことも
起こり得るのです。
今回をきっかけに、私も一層背骨の重要性を
皆様にお伝えしていかなくてはならない、と思いました。
そのためには、私の調整手技だけではなく、
患者さん自身の姿勢の取り方も重要になります。
自分の体は自分で治す。
皆さま、自分の体の自然治癒力を最大限引き出すために、
姿勢の取り方を頑張りましょう!