腰椎圧迫骨折からのぎっくり腰
2016年4月8日 | 一般治療 |
おはようございます。米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、短期間でグッとよくなった症例の紹介です。
腰椎圧迫骨折以来、腰痛が取れない
40代男性の方の場合です。
去年の雪が降る前、転倒して圧迫骨折を起こしてしまったのですが、
その後市内の総合病院で入院、リハビリをしていたところ、
痛みがいまだに取れない、とのことでした。
そしてそれが1週間前から、動けないほどの痛みに変わってしまった、
ということで、ご紹介を受けて来院されました。
実際に症状を確認して、話を伺ったところ、
圧迫骨折の後遺症的な鈍痛に、ぎっくり腰を発症した状態でした。
この場合、それぞれの症状を分解して、別物と理解してもらうことが第一です。
ぎっくり腰の症状は、3日から1週間ほどかかりますよ、
腰椎圧迫骨折の鈍痛は、10回くらい通院する中で、症状が改善していきますよ、
とお伝えしました。
そして例のごとく背骨を調整すること約5分。
首、肩の指標も改善しました。ふくらはぎは最初から痛くなかったようです。
起きてもらったら、「ああ、だいぶいいです」
と言ってもらえました。
ぎっくり腰は、1日で完治することはないので、油断しないでください、
圧迫骨折の影響もありますから、まずは5回程度続けて来てみてください、
とお伝えしました。
次の日は、特に症状のぶり返しもなく、揉み返しもなく、
圧迫骨折の鈍痛もだいぶ調子がいいようでした。
先日、10日振りくらいに来院されましたが、
コルセットも無くて大丈夫そうだったので、様子を見ながら
外していく方向でお話しました。
圧迫骨折以来、初めてコルセットを外すようになりますが、
もう大丈夫です。
コルセットなしで、筋力を鍛えていくことがリハビリになります。
(ここで言う筋力とは、正しい姿勢を維持するための筋持久力を指します)
来週1回いらっしゃったら、その後はしばらく2週間に1回程度通院し、様子を見ていくと
いいと思います。
人の体は、メンテナンスが大事です。
いい状態に上がったら、あとはそれを維持する努力が必要になりますので、
体に対する理解を深めて頂くことも、大事な治療の一環となります。