体の歪みと矯正について語る。
2015年3月11日 | 治療 |
米沢の加藤接骨院です。
最近は、忙しくて情報発信が中々できていませんでした。
今週も、ネタをまとめておかなかったので、
歪みと矯正について一人語りさせて頂きます。
▲体の状態について、院内アドバイス用掲示してあります。
背骨や骨盤の歪みを診るときは、前後軸、左右軸、水平面で確認します。
一般的に気にされるのは、肩、腰の左右の高さの違いでしょうか。
右(左)肩が上がっている、骨盤が上がっている、脚の長さが違うというものです。
もちろんこれらも重要です。
左右の立ち方が悪かったり、横向けで寝ている時間が長すぎたり、
特定の動きをするスポーツや仕事をしていたり(まあ、これはすべてに言えますが)
ということが原因となって、左右の高さが歪んでしまうことが多々あります。
水平面での歪みも同様に、体をねじる動作で癖がついてしまい、
骨盤や脊椎、肋骨の水平面での歪みを引き起こすことがしばしばあります。
左右の高低差と水平面での複合運動、たとえば野球のピッチング動作にて、
体の歪みが強くなり、肩が下がって前に入りやすくなってしまう(悪い意味で)
こともあるのです。
前後軸を診てみましょう。
前後軸とは、いわゆる猫背や反り腰といった横からみた場合の背骨の軸を指します。
この前後軸が、臨床的には体の不調の原因になることが多いのですが、
患者様始め一般的には、あまり重要視されていないように感じます。
しかし、この前後軸を正しくクセづけていくことが、
健康な体を手に入れる一番の近道のような気がします。
前後軸は、自分の意識一つで、今すぐ努力できることが多いのです。
当院に、肩こりで通院される方には、100%背骨の矯正を行います。
首の骨が歪み、背骨全体に負担がかかり、肩こりの症状を出すケースが多いからです。
首の骨の歪み具合が安定していい状態を保てるようになると、
肩こりの症状はかなり改善してきます。
詳しくはHP動画を参してください。
では、どれくらいの頻度で通院・矯正治療を受けるのがいいのでしょうか。
当院では、指標を5段階に分けてありまして、
①痛みが強くて動かせない状態のとき
②➀よりは改善したものの、以前痛みが強い水準のとき
③よっぽど落ち着き、日常生活には大きい支障をきたさないとき
④いくらかの不安要素はあるものの、痛みが改善されたとき
⑤まったく問題ないとき
自分の心理状態、肉体的状態を総合的に勘案して当てはまる項目で、
通院アドバイスをしております。
一概に言えるもでもなく、あくまで指標の一つとして考えてもらっております。
①のときは、数日から2週間、続けて通院して頂いております。
一刻も早い症状改善を目指すため、または厄介な症状になってしまう前に
続けて治療した方がいいからです。
②のときは、数日に一度程度に抑えて様子をみながら進めていきます。
痛み自体は改善しておりますのが、注意深く観察を続ける必要はあります。
③のときは、1週間に1度程度を目安に通院してもらいます。
症状が悪くなる前に、1週間という生活サイクルの中で、一度体を
メンテナンスしたほうが、体もよく動きます。
④のときは、2週間に1度程度を目安にしてもらいます。
基本的に悪くないので、悪くならないようなメンテナンスを、というふうに考えます。
⑤月に1回程度と考えます。
悪くはないけど、車で言う車検間隔でしょうか。
悪いところ前提というわけでなく、チェックしにくる感覚ですね。
意外に悪いところが発見されることもあります。
というように、最適な通院感覚で、
矯正をすすめてなるべく歪みや痛みのない体を作れればと思います。
まずは一度ご相談下さいね。