30代女性の産後の歪み、骨盤矯正からの生活指導。
2016年7月3日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日は、30代女性、産後3ヶ月の方です。
顎関節の痛みと肩腰が痛いということで、
当院のHPをご覧になっての来院でした。
実際お会いし、話を聞いて、
症状を診ていくと、悪い箇所が次から次へと
見つかっていきます。
私からの詳しい話は、後で話すということで
ご理解頂いたところで、実際に体の状態の
検査に移りました。
まず仰向けから。
首斜め後ろ、真後ろともに、右側に尋常ではない
固さがありました。
あまりの激痛に顔が歪んでいるのが印象的でした。
肩=僧帽筋も、真ん中から端にかけて、
明らかな圧痛がありました。
顎関節の指標である咬筋、頬骨の下、眼輪筋も
圧痛が強く確認出来ました。
今日は顔の左に突っ張り、痺れがあるとのことで、
それも調整前後の目安にしてもらうことに
しました。
腕の動きを確認したところ、
仰向けから天井にむけて、肘肩手首の屈曲をしていく際に、左肩にただならぬ痛みを感じたようでした。痛い!痛い!状態でした。
前腕屈筋群もだいぶ固い状態でした。
膝も大腿四頭筋も、脛の前の筋肉=前脛骨筋も、
触れば全て痛い状態でした。
うつ伏せで、ふくらはぎの圧痛は特に右側に、
足首の動きの悪さも右側に強くみつかりました。
お腹の張りも強く、
肩首も、明らかな圧痛が認められました。
肝心の頚椎2番目は、右側に圧痛を強く触れました。
仰向けもうつ伏せも、触るところはみな痛い、
という状態でした。
問診時の想像以上の反応でした。
指標を全て確認したところで、
早速調整を行いました。
強くならないよう、刺激は最小におさえ、
優しく優しく、潜在意識に働きかけるイメージで
無心に調整しました。
調整後、指標を確認したところ、うつ伏せも
仰向けも、かなりはっきりクリアになりました。
特に仰向けの指標は、
検査前10の痛みが、2程度になり、
起きてもらった瞬間から
症状改善したのが私にもわかりました。
腰、肩、首、膝に代表される
骨格筋肉の痛みはもちろん改善され、
顔の痺れもかなり軽減しました。
体が温かくなるのも実感してもらえたようです。
ここで、私はいつもの説明を行いました。
・自宅では、姿勢の取り方に注意
・産後の母親は、子どもの都合に振り回されるため
自分のリズムが崩れ、体調を崩しやすい
そのため、週に一度くらいは、全てから解放される
環境を、周囲の協力のもと、確保するのが理想
・いい状態を作り安定させるためには、
3ヶ月12回くらいの治療をするのが望ましい
・治療は2人3脚、一緒に治していきましょう
以上を説明し、
次回以降、症状改善具合を見ながら、
自宅でのセルフケアを増やしていくことに
しました。
遠方から来て頂いたかいがあったかと思います。
症状改善が安定するまでを1クールとし、
結果を出すために私も頑張りたいと思います。