坐骨神経痛の治療も基本は一緒!

2016年4月10日 治療

おはようございます。

米沢の加藤接骨院・整体院です。

 

今日は、新患の方で、坐骨神経痛再発症の50代女性です。

この方は、20年前に腰を痛めて整形外科を受診されたところ、

坐骨神経痛というふうに言われ、その後あちこちの病院、接骨院、整体院を

転院しながら、そのうち症状が落ち着いた、という既往歴がありました。

今回は、転職により介護職を勤めることとなり、

その矢先に腰を痛め、20年ぶりに脚にしびれが出た、とのことでした。

 

早速何が原因でのしびれなのか、徒手テストをすることにしました。

坐骨神経痛というと、真っ先に思い当たるところは、腰椎椎間板ヘルニアによるもの。

次は、一般にはあまり知られていない梨状筋症候群。

もう一つは脊柱管狭窄症。

この3つが代表的な症状になります。

仰向けから脚を上げるおなじみのテストで、ややしびれが強くなるかな?という感じでした。

あとは特に問題がなかったので、

私が見立てるに、

「腰椎椎間板ヘルニアによる、多少の神経症状」

「メインは、ぎっくり腰による腰部大腿部の筋膜の突っ張りからくる連動性」であると

考えました。

この場合、

ヘルニアについては、ほとんど無視しております。

手術しなければならないほどのものでない限り、基本的に背骨の調整で十分良くなります。

むしろ、痛めてすぐですので、筋膜性の炎症をいかに抑えるかが大事になります。

経過としては、

筋膜性の痛みが落ち着けば、脚の多少のしびれは日常生活にほとんど影響しないものと

考えております。

神経症状は、3か月12回程度の治療で、8、9割改善するものとしてお話してあります。

(ただし、この間無理をしないのが原則です。)

症状の確認と、今後の治療の見立てをお話し、実際調整をさせていただくことになりました。

 

背骨の調整をすること5~6分。

首、肩、ふくらはぎの指標が改善されまして、

起きてもらい、来院したときと痛みを比べてもらったところ、

さきほどより症状が改善されているのが実感頂けました。

「全然強い治療じゃなかったのに、不思議だ」と

言っていらっしゃったのが印象的でした。

 

そして、治療後の念押しのお話をしました。

1、症状は1度で治るわけではない。

2、症状は、5回程度までは、多少状態が上下することがある

3、症状は、改善していく中で、必ず停滞期がある。

4、症状は、5回目ぐらいからじわじわ改善する人もいる

5、5回~10回程度で当初の痛みの8~9割減を目指す

6、その間、こちらが指定する姿勢の維持、簡単な体操を徹底して行う

7、今日の治療後は、揉み返しが強く出ることもあり得る

8、5回受けてみて、全く変化が出ない場合は転院をおすすめしております。

しばらく私とお付き合いすることになりますが、

最短で治すためにも双方が協力しあって

治すものだ、ということを認識して頂けたと思います。

2回目、次回いらっしゃるとき、症状がどのように変化していくのか

今から楽しみです。