四十肩、五十肩の治療
2015年12月11日 | 治療 |
おはようございます。米沢の加藤です。
今日は、先日いらっしゃった四十肩・五十肩の方の例をお話しします。
その方は、元々当院に治療目的でいらっしゃった方ではありませんでした。
傷害保険の調査員の方で、当院に通院されていた患者様の実態調査が
目的でありました。
(もちろん患者様本人からの了承済みです)
一通り、その患者様照会を行い、情報提供をしたのち、
当院ではこういう治療をしますよ、実態調査の何かの役に立てれば幸いです、
という話の流れになり、どこか痛いところがあれば、
実際治療を受けてみられますか?となりました。
その調査員の方は、偶然にも一昨日に四十肩・五十肩でも特にひどい
石灰沈着性の肩関節周囲炎を患っており、激痛に耐え兼ねて夜間診療を
受けられたそうです。
肩は直接触られたくないのですが、それでも大丈夫ですか?と聞かれましたので、
全く触りませんから大丈夫です、とお答えしました。
うつぶせになってもらい、背骨を調整すること5、6分。
肩にチクチクしていた痛みが消えていくのを、施術中から実感してもらい、
起きて動きを確認してもらったら、動きの改善が見られました。
まず、片手で仕事用鞄を持つことが出来ない状態だったとのことですが、
施術後は片手で荷物を持つことが出来ました。
肘の屈曲もほぼ不能だったのですが、一通りの運動(可動域)が出来るようになりました。
受けて頂いたのはこの1回だけですので、今日はこの程度の変化でしたが、
2、3週間くらい続けて受けてもらえれば、8割以上は改善する、という感じがしました。
あいにく、山形から出向されていらっしゃった方で、通院は難しいとのことでしたが、
仕事が米沢だったら通院したかったと言って頂けました。
お仕事も忙しい感じでしたので、これ以上悪くならないことを祈ります。
せめてものリハビリとして、四十肩・五十肩用の体操をお教えしました。
これをやっておくだけでも、肩の可動域訓練になりますので、
治療にこれないまでも、それなりの効果が出るようになります。
是非継続してほしいものです。
そもそも、1回で完治できれば、それに越したことはありませんが、
1回で完治するほど、石灰沈着性の疼痛は生易しいものではありませんので、
何度か通院してもらえるのが理想ではあります。
本来の目的以外で来院して頂いたわけですが、
今回当院の治療を知って頂き、そして喜んでもらえたことが
一番良かったと思います。