五十肩、治療計画は大事です!

2018年2月13日 一般治療
おはようございます。
米沢の加藤整体院(併設接骨院)です。
 
今日は、50代女性肩関節の負傷の症例をご報告いたします。
 
この年代の肩の負傷は、かなり高い確率で五十肩になることが多いのが特徴です。
最初に痛みが出てから来院することが多く、症状がこじれてしまうケースが
多く見受けられます。
痛みが出てから早めに治療を開始し、特に最初のうちに続けて治療をすることによって、
状態は安定化しやすくなります。
 
今回の方は、1週間前に初発となり、1週間痛くて腕が上がらない状態でいたとのことでしたので、
最初の5、6回は、続けて治療しましょう、とお伝えしました。
ピーク時が10痛いとしたら、治療5、6回で2くらいまで痛みが下がり、それが安定します、と
お伝えしまして、しっかり通院して頂きました。
 
そして、私の予想通り症状の軽減が見られました。
 
ただし、この時点では油断禁物です。
(まあ、いつでも油断は禁物なのですが、特に、ということで)
 
今は状態がいいですが、
非常にぶり返しやすい状態とも言えますので、向こう2週間くらいは、
何回か治療した方がいいです、とお伝えしました。
 
この患者様は、非常に素直に通院ペースを守って下さるので、
状態が安定するのが早かったです。
1週間ほどの間も、特に大きくぶり返すことなく、順調に改善して落ち着いてきました。
正直なところ、痛みが10のうちの4くらいを切ってくると、
無理をする方が増えてきます。
精神的にもピークの痛みよりも落ち着きますから、
このまま多少無理しても良くなるだろう、という考えが出てくると思われます。
 
気持ちはわかります。
 
ただ、状態がいいということと、治ったということは別問題ですから、
症状が消失しても、2,3回程度は治療するのがいいのです。
まして、痛みが4程度残存しているうちは、
決して無理をしていいわけではありません。
ここが早期で治る人と、長期になる人の違いなのです。
 
話がそれましたが、この方はほぼ問題なく治療が終了すると思います。
温かくなる3月末くらいまでは、念のため、または予防的な意味合いもかねて
週一程度の通院をおすすめはしますが、あとは患者様次第にもよりますので、
多少お任せします。
それでも若干の夜間痛(無理をした日はおもだるい)程度は残存しますので、
その辺も併せてご説明しております。
 
 
治療計画を守るということがいかに大事かということを、
改めて感じさせてくれる症例でした。