高校生サッカー部、足首の脱臼骨折のその後。
2016年8月27日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
今日の症例は、高校三年生サッカー部の学生さんです。
この学生さんは、実は小学三年生のころからの顔見知りで、
ちょこちょこあちこちケガをしていて、その度に治療をしておりました。
今回は、2月に足関節の脱臼骨折をしてしまい、手術後リハビリをしていたものの、
経過が芳しくないとのことで、久々に当院に来院されました。
学生さんは、来るたびに身長が伸びていたり、
顔つきが大人になってきたりして、
3か月も会わないと別人に見えることが多々あります。
筋肉もしっかりついてくるかわりに、体の柔軟性が無くなってしまうことも
しばしばです。
今回の学生さんも例外にもれず、
体の柔軟性がだいぶ損なわれており、それが回復を遅らせているものと考えました。
まず、いつものように背骨の調整を行う前に、
体の具合をチェックしなくてはなりません。
仰向けの状態から首、肩を順にチェックし、
腕、股関節、膝、脛、踵をよくみていきました。
腓骨筋群に硬さがある以外は、
足元付近の異常は特に目立ったものはありませんでしたので、
このまま背骨を調整してから、最後説明をすることにしました。
三大指標では、首が右側に強い圧痛を確認できました。
いつものように背骨を調整し、
仰向けの状態からのチェックをしたところ、
首周り肩周りの圧痛はほぼ消失、
うつ伏せ時の圧痛も大幅に消失し、
同時にふくらはぎにあった少しの圧痛も無くなり、
起き上がってもらうことにしました。
これぐらい指標が改善されれば、
かなり楽な感じがあるだろうという予測のもと、
状態を確認してもらったところ、
メチャクチャラクになりました、との返事でした。
大変すばらしいと思います。
ただ、ここで大事なのは、1回の治療ですべてが解決するわけではない
ということです。
3週間の間に5回程度の治療を受けるようにすすめました。
そしてその後は、およそ2か月くらいの間で
症状が当初の1割くらいまで減るだろうと予測し、
その旨伝えました。
昔から知っているから、という事情も絡み、
こういうケガに悩む学生さんを見るのは、
やはり苦しく感じます。
願わくば、ケガの治療でなく、
怪我の予防のためのメンテナンスという理由で、
来院してもらえればなあ、と
思わずにはいられません。
皆さんが歯磨きをするのはなんのためですか?
虫歯を予防するためです。
背骨の調整は、歯磨きに近いものであるのが望ましいのです。
背骨”磨き”はお早めに。