背骨矯正、治療報告です。
2015年8月5日 | 一般治療 |
おはようございます。 米沢の加藤です。
8月に入りましたので、ここらで臨床報告をさせて頂きます。
先日、6年ぶりに来院されたkさんは、80歳を超えた高齢ということもあり、
2年前の脳梗塞の後遺症の影響と、背骨の経年劣化(変形)のために、
肩、首回りが異常に硬くなっていました。
前回6年前の施術は、手首の骨折の治療だったため、
特に背骨を調整することは なかったのですが
(本来はした方がいいのですけれども、諸事情により)、
今回は背骨の影響がかなり大きく出ているため、
そちらをメインに調整することにしました。
今回は、前日に草むしりをかなり頑張ってやってしまったとのことで、
僧帽筋付近に炎症が強くでていました。
それを差し引いても、頸椎の動きが大分悪く、 背骨も前後軸、左右軸、水平面軸での歪みが見られました。
低周波治療を5分ほど行い、背骨の調整を開始。
仙腸関節部付近をさわると、右の腕にしびれがでる、とのことで、
少し弱めの力にて調整すすめました。 5分後、起き上がってもらって動きを確認したら、
大分いいとのことでした。僧帽筋や頸椎の動きも改善されました。
もみ返しが出るかもしれませんよ、とお伝えしました。
弱めの力で調整しても、体力の弱い高齢者の方は、もみ返しが 出る可能性が高いのです。
最後は、当院が開業当初から設置しているウォーターベッドにて、
心をリフレッシュしてもらいました。 開業当初といいましたが、
実は2代目のベッドです。 初代は数年前にその役割を終え、
業者さんに引き取ってもらいましたので。
当院のウォーターベッドの使用する目的は、
体のケアというよりは心のリフレッシュのような位置づけで使用しています。
ウォーターベッドには、治療効果というよりは癒し効果が期待できます。
誰しも、治療にくるときは、不安や緊張を抱えてきますので、
治療中にそれが全てほどけるのが理想ではありますけれども、
やはりまるっきり初めての患者さんの中には、
すべてがほどけるわけでは ないので、リラックスしてもらうための一つのアイテムとして使用しています。
おかげさまで皆様にご好評いただいております。
(年に2、3人、ウォーターベッドが苦手な方をお見かけすることもあります。
その場合、無理に乗って頂いているわけではないのでご安心下さい)
ウォーターベッドの話が長くなってしまいましたが、
Kさんは背骨の治療をし、症状が改善したあと、
ウォーターベッドを使用している 数分の間にもさらに症状が軽くなってきたようで、
喜んで帰って頂くことができました。
完治までは少し続けてきていただくようになりますが、
今日の様子を見る分には、2週間以内には良くなりそうな気がします。