五十肩、猫背の改善について。
2016年3月23日 | 一般治療 |
おはようございます。
米沢の加藤接骨院・整体院です。
いつもありがとうございます。
今日は、約年ぶりくらいに来院された、Sさんの症例をご報告します。
Sさんは、以前肩、首の痛みで来院され、
その後痛みもそれなりによくなった、とのことで、
よくマッサージに通われていたそうです。
ですが、ここ最近(2か月とか、数週間とか)は、関節の痛みがひどくなり、
当院を久々に訪ねてくれました。
手首、肘、肩関節、首、腰なども動きが悪い状態でした。
一瞬リウマチを疑いましたが、
リウマチ検査で3つ以上引っかかる項目がなかったため、
リウマチは今の段階では、ほぼ無いだろうと結論づけました。
その日は特に右肩関節の動きが悪く、背中に回りづらい状態でした。
肘はテニス肘予備軍、手首は腱鞘炎寸前のような状態でした。
特に動きの悪い肩関節を重点的に検査し、
背骨の調整を行うこと5分。
首、肩コリの状態はもちろん、
肩の背中への動き(内転・内旋)がだいぶ改善されました。
マッサージをしてくれる先生に、姿勢は丸くなるようにと
アドバイスを受けていたのですが、
今のSさんには全く合ったアドバイスとは言えない状態でした。
基本的に、丸くなって様子をみる、という行為は、
かなり緊急性が高い場合か、腹部周辺の筋挫傷が、
かなり限定的な場合となります。
当院では、基本に忠実に、胸を張って正しい座り方をするようにお伝えしました。
今までと真逆の姿勢の取り方に、少し抵抗を感じているようでしたが、
「この姿勢で起きた症状ですから、この姿勢を改めないと、良くならないです」
とお伝えしました。
症状の改善までは、3か月10回前後の治療を予定しています。
この間、以前より確実に良くなってきている!と実感できてくるはずですので、
やはりSさんには、自分での姿勢の取り方も頑張ってほしいものです。
自分の体は自分で治すもの。
私たちは、皆さまの体が持つ「自然治癒力」を引き出すだけで、
あとは自分の努力も必要になるのです。
だから、本来2,3回程度の治療で完治する、ということは起きないわけですね。
いい状態になっている、というだけで、その状態が定着するまでは、
最低で2週間、通常は3か月程度かかるのです。
その考えが非常に大事になってきますので、
あらかじめご理解いただければ幸いです。